乳がん 闘病記 ぼちぼちがんばります

46歳で乳がん罹患。乳がんと宣告されてからの日々をつれづれなるままに綴った備忘録です。乳がんでもできるだけ普段通りの生活をして、病気に負けない気持ちで踏ん張っています。

乳がん、子供とどう接する? -臨床心理士のお話

入院中は、これからの生活への不安、もし抗がん剤になった場合の家事や育児について看護師さんに不安を打ち明ける機会もありました。

国立がんセンターでは様々な面から患者の不安に寄り添うためのサポートを提供しているようで、特に児童の心理に詳しい先生を紹介してもらい、入院中に相談する時間をセッティングしてもらいました。

心理士の先生は、子供を持つガン患者がどのように子供に接するべきかについて詳しく説明してくださいました。特に乳がん患者には子育て世代が多いから、同じ悩みを抱える患者さんは多いと思います。

子供にいつガンと伝えるか」「子供いガンという病気をどこまで理解させるか」「見た目の変化をどう説明するか」などなど、難しい課題が山積みです。

先生によると、「今まで通り、子供の日常生活を維持してあげる」ことがとても大切だそうです。
特に思春期は、友人とのかかわり合いが一番大切な時期。普段と同じ生活を継続することで、ガンを忘れ心身の健康が保たれるそうです。

子供の話からは逸れますが、ガンを周りに打ち明けるかどうか、それについても相談しました。
私は主人と子供以外には打ち明けていません。唯一相談に乗ってもらった女医さんには打ち明けましたが、、、
あとは、遠方に住んでいる友達です。お母さまが何十年も前にガンに罹患されていまは元気に過ごしているようです。

まだ、打ち明ける心の準備ができていません。

先生は、「ガンと言いたい人にだけ言えばよい。人に言うことで、自分の気持ちがワサワサするのであれば、自分に正直になって言わないことに罪悪感を感じなくてよい」とおっしゃってくれました。それを聞いて気持ちがだいぶ楽になりました。

ガンと打ち明けることで、今までと違った接し方をする人もいれば、意外な人が親身になってくれたり、ガンを取り巻く人間関係に変化が生じることもあるそうです。